特色あるろう学校〜夏の大会より
2日間に渡って開催された<ろう難聴研究会>の夏の大会が本日終了しました。たくさんの方に来ていただき、有難うございました。
今回の大会では3本柱での内容になっており、一つは乳幼児教育相談がテーマ。二つ目は、ろう教員の取り組みについて。そして3つ目は、特色あるろう教育について。
特色あるろう教育では千葉ろう学校、栃木ろう学校、明晴学園の先生方からのお話しを伺うことができました。
栃木ろう学校の同時法という教育方法についての講演では、50年前に同時法を考え出した先生方の熱い想いが伝わって来ました。そしてその当時の栃木ろう学校の先生方が考えたという障がい者観についての話がありました。
<この社会は、聾者と聴者で構成しており、相互にその立場を尊重し合うものと考える。聾者は聴者のようになる必要はなく、聾者が聾者としていきていくこととは当然の人間の権利である。聾者が聾者として生きてゆく意義は高揚されるべきものだと思う>
50年前に考えられたとは思えない内容に驚き、感慨深いものがありました。
どうぞ地域のろう学校がこれからもずっと存在し続け、聞こえない子ども達の故郷であり続けますように。
お読みくださり有難うございました。