フランスのクリスマス
今日はクリスマスイブですね。皆さんいかがお過ごしですか?
私が以前住んでいたストラスブールという街はドイツとの国境にあり、ドイツ文化の影響を受けています。クリスマス1ヶ月前になると<マルシェドノエル>というクリスマス市場が立ち並び、ヨーロッパの気分が落ち込んでしまう長い灰色の冬に華やかな彩りを与えてくれます。そのクリスマス市場ではクリスマス用の飾り、もみの木が売られ、ヴァンショという暖かい甘いワインを飲みながらその雰囲気を楽しみます。
クリスマスが近づくと家ではクリスマスのクッキーを作り始めます。私のお友達が下宿していた先のフランス人のおばさんは、数種類のクッキーを何百個も焼いていました。
クリスマスは家族みんなが集まってお祝いし、フランス人が大好きなフォアグラやスモークサーモン、生牡蠣などを前菜にいただき、シャンパンで乾杯!
クリスマスイブの夜には誰一人街を歩いている人がいなくなり、タクシーも路面電車も停まってしまい街は本当に閑散としてしまいます。皆、家に帰り、お祝いをするのです。
一度、パリの修道院でクリスマスを過ごしたことがあります。シスターと一緒にミサに参加し、キリストの生誕のお祝いをしました。修道院なのでそんなご馳走はなかったのですが、フランスはキリスト教の国なんだなぁ、なんて改めて思いました。
子どもたちが待ち焦がれているサンタクロース。私のお友達のフランス人は、ご主人が子ども達に分からないようにサンタの仮装をし、外に長い梯子をかけ、3階の窓から侵入。子ども達はもうビックリ!泣き出す子もいたようです。
本当はことばのことについて書くつもりだったのですが、クリスマスの話に逸れてしまいました。次回、書きます。
それでは皆さん、メリークリスマス!
家では昨日早々とお祝いをしてしまいました!
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