聞こえない子を育てているお母さんの10箇条
みなさん、どのようなゴールデンウィークをお過ごしですか?
私はある人と再会し、食事をしました。その人は型破りで破天荒。だから、話していると違う視点が入ってきて、なんだかエネルギーが湧いてくる。不思議な人。
今日は子どもの日ですね。新聞のコラムにこんな記事が出ていました。
<少子高齢化の加速により、家族の形は当時よりもさらに変化している。・・・電車内ではスマホに見入る幼い子供をよく見かける。幼児向けの動画があるらしい。自立にも見え、孤独にも見える。子供の居場所を思うとなんとも複雑である。スマホの幼児は、手持ちぶさたに中吊り広告を見る母親と、居眠りする父親に挟まれていた。これも現代版の家族の形かと、こどもの日にふと思う>
そんな記事を読み終えたあと、私が担当している、聞こえない・聞こえにくい子どもを育てているお母さん方、ひとりひとりを想いました。
みなさんひとりひとり真剣に子どもと向き合おうとしている姿に、本当のあるべき家族の姿の象徴が見えるようでした。
この3月、4月から1歳児クラスに入るお子さんのお母さん方に、1年間の想いを語っていただきました。あるお母さんの発表原稿がとても素晴らしかったので、それをこのブログを読まれている皆さんにもお伝えいたします。もしかしたら、このブログを読んでくださっているかも。
聞こえない・聞こえにくい子どもを育てる、育てないに関係なく、子育ての基本が書かれていると思われます。そのお母さんが大切にしているコミュニケーションの10箇条です。
<コミュニケーションで大切にしている10箇条>
- タイミングを考える
- 気づきをつくる
- 目線を確認する
- 目を合わせる
- 視界に入ってから話す
- ゆっくり話す
- 確認する、選ばせる
- 表情豊かに話す
- CL表現を豊かに話す(かわいいね で終わりではなく、どうかわいいのかを形のまま、見たままを伝える)
- 話が終わるまで目をそらさない
手間のかかる方法です。ストレスです。
きこえる子だったら、どんな感じだろうか、と想像することがたまにあります。でも、その方が楽だろうな、と思うことはほぼありません。きこえる・きこえないに関係なく、子育てはストレスフルなのだから。
以上がその発表原稿からの抜粋です。
さっきの型破りで破天荒な人から、どんな状況にあっても「いつもサイコー!」と思って生きるようにと。こういうおもしろい人が私の近くにいてくれる、というのは、ある意味でサイコー!
バラの花が咲き始めました。ロイヤルサンセット。
ことばの相談室ハート&コミュニケーション
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