母ってすごいなぁ! その2
1年前のブログにも同じ題名で書きました。今年も!
お子さんが聞こえない・聞こえにくいと分かってから、ろう学校の乳幼児教育相談に通った親御さん達を集めて今年度のお話の会を開きました。
テーマは生まれてから今までのこと、子どもとのコミュニケーションで大事にしてきたこと、子どもとの生活習慣で大事にしてきたこと、そして、自分の中での変化について。
不思議なことに、聞こえない・聞こえにくい子は90%が聞こえるご両親から生まれてきます。親御さんの大半は聞こえない・聞こえにくい方との接触がそれまでなかったという人生を歩んでこられたため、たくさんの不安と心配を抱えて相談にいらっしゃいます。
相談にいらっしゃり、聞こえない・聞こえにくいということはどういうことか、どんな風にコミュニケーションを取っていけば良いのかを学び、実際に聞こえない方と会ったり、グループ活動で皆で話し合いをしたりするうちに、その不安はだんだんと薄らいでいくようです。
<親として楽ではない人生を歩むことになりましたが、不思議と充実感があります。そして、頑張り続けていれば、親として、豊かな人生になるだろうな、という期待感があります。>
<聞こえない、というアイデンティティーを持った子どもに育てたい。>
<聞こえない・聞こえにくい子どもも、聞こえる子どもと同じ子どもなんだな、ということが本当に当たり前で恥ずかしいのですが、改めてそう思えました。>
<相談に初めて来た時に、暗い顔をしているのは私だけ?と思うくらい、みんな楽しそうに親子の時間を過ごしていて、そこには手話があり、音声に頼らなくてもきちんと意思疎通が図れている世界が広がっていた。>
<生まれてくれて、私の世界を広げ、深めてくれて、ありがとう。>
深く、重い、お一人お一人のことば。母ってすごいなぁ!皆さんとの出会いに感謝。ありがとうございました。そして、いつまでも応援しています!
これは庭のプラムの木。可愛い花が咲きました。
ハート&コミュニケーション