あっ! ゾロ目だ!
さっき何気なく時計を見たら 11:11。ゾロ目でした!
このゾロ目を見るとある男の子を思い出します。
私が担当していた発達に遅れのある、自閉的な傾向がある男の子。数字がとっても大好きで、見通しをつけるのによく数を利用していました。
例えば、何時にお勉強(個別指導のことをお勉強と言っていました)、終わる時間は何時。今日のお勉強の課題は 1番目〇〇、2番目〇〇・・・4番目〇〇。4番目が終わったら遊ぼうね〜、など。お話しで伝えるだけではなく、視覚的にも書いて伝えていました。見通しが立つだけで落ち着いて課題に取り組んでくれるのですよね。この子だけでなく誰でもそうなんだと思います。やっぱり安心できますよね。
何の課題の最中だったのか忘れてしまったのですが、デジタル時計の数字が11:11 でゾロ目だったのですね。その男の子が「あ!1111!」と大喜びしたのです。私も何だか嬉しくなって一緒に喜んだのを覚えています。なんかその子の気持ちが理解できたというか。ゾロ目ってスッキリしていて、気持ちいい数字です。それで何だか分からないけど、見れて得した感じがする。不思議。
起きた時、何気なく見た目覚まし時計がゾロ目だったりすると、「あ!ゾロ目だ。」と思うようになりました。そうするとその子のことを思い出します。
今頃どうしているのかなぁ。もう、すっかり大きなお兄さんのはずです。今でもゾロ目が好きなのかな〜。