ことばは全体発達の一部
今日はとても良いお天気ですね!
以前もこのブログで書いた覚えがあるのですが、大事なことなのでもう一度。
皆さん「お子さんのことばが遅れていて心配」、とのことで相談にいらっしゃいます。ことばは全体発達の一部なので、ことばだけが遅れているということってないのです。
ことばの発達はピラミッドの頂点にあたり、ことばの発達の土台をつくっているのが<身体の発達>。私たちは生まれた瞬間から重力と戦っています。寝返りを打てるようになり、お座りができ、立ち上がれる。これはすべて重力に逆らう力が育つから獲得できることになります。やっぱり身体が資本なのです。そのために大切な身体作り。よく食べて、よく寝ること。規則正しい生活をすること。規則正しい生活をすることで脳も覚醒します。身体の発達に合わせた充分な運動も大切。
そして、その上に乗ってくるのが<心の発達>。ママが好き、パパが好き、という気持ちが育つこと。これはコミュニケーションの発達の基礎になります。
その上に乗ってくるのは<知力>。見て考える力や手先の力。以前、ピアジェの「知性の誕生」という本を読んでみました。ピアジェの子ども達の生まれた時からの観察記録なのですが、内容は目と手の使い方でした!
身体の発達、心の発達、知力の発達を土台とし、一番上にやっとことばの発達。
なので、ことばの力を大きく育てたいのならば、その下の部分を大きく育てていくという視点も大事になってきます。ことばへのアプローチだけでなく、ことばの発達を支えている下の部分の発達にもアプローチしていく。大事なことです。
ハート&コミュニケーション
うちの息子に構ってもらって、なんだか大喜びのうちのワンコ。