『ことばの相談室』徒然

ことばやコミュニケーションについて心配や気になること、お子さんに聞こえの問題があり子育てに不安がある、発達全般について心配がある・・・などなど、国家資格を有するカウンセリングサロンです

新スクでリファーとなり、コロナで相談にいけない親御さんへ 2

新スクでリファーとなったけれども、まだ本当に聞こえないのか、どのくらい聞こえにくいのかはわかりません。聞こえていても、聞こえていなくても、聞こえにくくても、子どもは子ども。ママとパパが好き。愛されたい、愛したいと思って生まれてきました。そ…

新スクでリファーとなり、コロナで相談にいけない親御さんへ 1

緊急事態宣言が出され、ろう学校でも相談を受けられなくなってしまいました。きっとコロナとリファーとで大変不安な毎日を過ごされていらっしゃる方がおられるのだろうな、と想像します。 毎日、少しずつ、そんな不安な中で、今、どんなことをすれば良いのか…

あるツイッターの記事から

知り合いのS Tの方から、私のことを今井さんが話しているよ、と連絡をいただきました。 1月に、今井さんがろう学校に視察にいらした時、お会いし、お話をさせていただきました。 この教えていただいた記事(https://twitter.com/tafumi1717/status/123399322…

ろう・難聴教育研究会 2月研究会に内閣政務官・今井絵理子氏が発言者として参加予定!

ろう難聴教育研究会の2月研究会に、内閣政務官の今井絵理子氏が、発言者として出席してくださる予定です。 大塚ろう学校で働いている言語聴覚士の視察で、厚生省と文科省の方とともに今井絵理子氏もいらしてくださり、直接お話しする機会に恵まれました。 そ…

ろう難聴教育研究会 2月研究会のお知らせ

2月研究会のご案内 みなさま、ぜひ、ご参加ください。 1 日時:2020年2月22日(土)13:00~20:00、23日(日)10:00~15:00 2 会場:日本大学文理学部 新本館5階50110/教育・数学ティーチング・ラボラトリー教室(正門右側1号館を通り抜けた先の棟、エレ…

子どもの立場に立つ

私がずっと関わっている都内のろう学校の乳幼児教育相談は、その支援の内容がとても充実しています。私は言語聴覚士なので、ろう学校で働く前は病院で、聴覚障害をもつ赤ちゃんやお子さんの聴覚管理や個別指導、グループ指導の仕事をしていました。病院は保…

子どもの留学

先日、朝のNHKニュースを見てビックリしたことがありました。 日本では、今、小さい頃から子どもを英語圏の国へ留学させるのが流行っているとのこと。子どもを日本語と英語のバイリンガルに育て、国際的感覚を身につけさせたい、と思う親が増えているそうな…

傷つけないで欲しい

長いこと発達障害児の療育の現場を担当するベテランの臨床心理士の先生と話していてハッとしたことがありました。 その先生は東田直樹さんの講演会に参加されたそうです。東田直樹さんは自閉症で、「僕が飛び跳ねる理由」という本を書いた方。一見すると、ち…

子ども達の名言

子どもってすごいな!と思った瞬間。皆さんと分かち合いたくて、書きます。 発達に偏りのある年長さんの男の子。月に1回、私とのセラピーのために来室してくれます。初めて会った年中さんの頃は、ちょっとでも難しかったり、やったことがなかったりする課題…

軽中等度難聴

先日、ろう学校の地域支援の一環として、幼稚園や保育園の先生や保健師さんを対象に「難聴児への支援」というテーマで講演会を行いました。50名近くの方にお越しいただきました。ありがとうございました。 保育園訪問や幼稚園訪問へうかがうと、先生方から次…

嬉しいお便り

こんな嬉しいメールが届きました。 ハート&コミュニケーションに来ているAくん、年中さん。最近、場面にあった表現が少しずつ増えてきました。 庭にプラムの木が2本あるのですね。プラムが大好きなので5年前に植えてみました。植えたときはヒョロヒョロで…

第41回 ろう・難聴教育研究大会のご案内

ろう難聴教育研究会 第41回夏の大会 ろう難聴教育研究会の夏の大会が来週開催されます。 今年は大会での初めての試みとして、「ヴァンサンへの手紙」の映画上映を行います。その後、この映画を日本に紹介してくださった牧原依里さんと「デフヴォイス」「慟…

子どもたちとその環境

すっかりご無沙汰してしまいました。 ある先生と話をしていて、今の日本の問題を感じました。 「うちの孫の以前通っていた保育園は園庭がなかったんだ。帰宅した孫に「今日はお散歩に行った?」と聞くと、「うん、行ったよ。ぶらり散歩!」って言うんだよね…

すべては想像することから

ろう学校の乳幼児教育相談と発達センターでのお仕事をずっとしています。聴覚障害と発達障害のお仕事で、分野は違うのですが、仕事の核になる考え方は同じだな、とつくづく思います。 大きな類似点は、親御さんにお子さんの特徴をお伝えし、その子のことをで…

南村洋子先生の本

南村洋子先生の2冊目の本ができあがりました。 「子どもとママと担当者と3年5ヶ月の軌跡」という本です。この本は、保護者が書いた生活の記録に南村先生がコメントを書く、という形の実践事例集となっています。 何歳何ヶ月頃にはどんな関わりをして、子ど…

ろう難聴教育研究会 第41回夏の大会

ろう難聴教育研究会 第41回夏の大会 ろう難聴教育研究会の夏の大会のプログラムが決まりました。 みなさん、ぜひご参加ください。 今年は大会での初めての試みとして、「ヴァンサンへの手紙」の映画上映を行います。その後、この映画を日本に紹介してくだ…

聞こえない子を育てているお母さんの10箇条

みなさん、どのようなゴールデンウィークをお過ごしですか? 私はある人と再会し、食事をしました。その人は型破りで破天荒。だから、話していると違う視点が入ってきて、なんだかエネルギーが湧いてくる。不思議な人。 今日は子どもの日ですね。新聞のコラ…

すごいことがおきる

子どもSTの会のメーリングリストで知りました。 自閉症スペクトラムのお子さんの特徴がわかりやすく、とてもよくまとめられています。みなさん、ご覧になってみてください。 ハート&コミュニケーション kotoba-heart.com youtu.be

声めぐり

難聴児支援教材研究会の会長である木島先生から、「齋藤陽道さんが書いた<声めぐり>という本をぜひ読んでみて!」と連絡がありました。すぐに注文し、届くのを待っているところです。 木島先生がブログで紹介しているので、皆さん紹介文を読んでみてくださ…

療育の力

1ヶ月ぶりのブログ更新。なんやかんやといろいろとあり、滞ってしまいました。 さて、今回は、発達センターに毎日通っている男の子の成長を目の当たりにして思ったことをつづります。 とても不安が強いお子さんで、音にも敏感で、教室の中に一歩も入って来れ…

ろう・難聴教育研究会 2月合宿研究会のお知らせ

みなさん、参加してください〜。 <2月合宿研究会のお知らせ> 2019年2月9日(土)〜10日(日) 会場:さわやか千葉県民プラザ・小研修室1 プログラム 2月9日(土) 13時〜受付 13:30〜14:20 「人工内耳装用の若者への問いと若者からの本音」 14:30〜17:0…

幸せに生きる

発達センターにA君という年長の男の子がいます。この子は毎日、バスで通ってきて、療育を受けています。私は今年度、このA君の担当になり、保育の先生方と一緒にこの子の支援をしてきました。 A君はいつも楽しそうなのです。いつも笑顔いっぱい! 人間は起き…

あけましておめでとうございます。

みなさま あけましておめでとうございます。 今年もどうぞよろしくお願いします。 ハート&コミュニケーション 関根久美子 http://kotoba-heart.com

子どもの様子を見る視点

「ろう学校の乳幼児教育相談」というテーマで、言語聴覚士の卵たち用の本に少しだけ書かせていただくことになり、その準備でバタバタしていて、ブログの更新が滞っていました。その執筆にあたり、難聴児支援教材研究会代表の木島照夫先生とやりとりがあり、…

ヴァンサンへの手紙

ヴァンサンへの手紙 J’avancerai vers toi avec les yeux d’un sourd 皆さん、「ヴァンサンへの手紙」という映画をもうご覧になりました? フランス語のタイトルは「ろう者の視点であなたに近づく」というものです。まだ、ご覧になられていない方はご覧にな…

何気ない耳学問

先日、仕事場で、隣の机でケース検討をされているお二人の先生の話の内容を、パソコンを打ちながら聞いていました。 「一日に喋ると気が済む最低の量があって、女性は6000語なんですって。男性って何語だと思います?」なんていう雑談がありました。「答…

不安な心

新しい場所、初めて会う人、初めてやること、初めての経験、ちょっとした変化、予定外の出来事など。そういうことに不安になってしまうことってあります。私は自分のことを考えるとき、予定していたこととちょっと違うことになってしまうと、「ま、いいか」…

人工内耳と発達障害

今、人工内耳の手術ができる年齢がだんだんと早くなってきています。以前は1歳半と言われていた年齢が、なんと1歳から(体重が8キロ以上)可能となっています。 私は1歳という年齢での手術に疑問を感じます。たぶん、私だけでなく、他の皆さんも思っている…

人工内耳という選択

かなり前なのですが、「音のない世界で」というアメリカのドキュメンタリーを見たことがあります。内容がとても深く、難しく、考えさせられるものだったので記憶に残っています。たしか以下のような内容でした。 ろう者の夫婦に生まれた聞こえない女の子の話…

南村先生の本

私の恩師である南村洋子先生の本ができました! 初めて南村先生にお会いしたのは、先生がトライアングルの教育主任をおやりになっているときでした。実習先が数日前になって急きょトライアングルになったのです。本当は別の小児施設へ実習に行くことになって…